
今回のコラムは「国税庁のキャッシュレス推進デー」についてです。
国税庁は、特定の税務署において、キャッシュレス推進デーを実施すると公表しております。
同庁ホームページによりますと、キャッシュレス推進デーとは、例えば、特定の曜日(水曜日)や、10日(源泉所得税の納付期限)や月末などの特定の日において、税務署の窓口に納税のために来署された方を対象に、職員がキャッシュレス納付について丁寧に説明を行うことや、職員がサポートして実際にキャッシュレス納付の利便性を体験してもらう日としております。
国税庁では、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現に向けて、納税者の方が申告から納付までの手続をより簡単・便利に行っていただけるよう、オンラインを活用した税務手続の見直しに取り組んでおります。
国税の納付についても、ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)や振替納税など現金を使用しない非対面の納付方法であるキャッシュレス納付の利用拡大に取り組んでおりますが、このほど、より多くの方々にキャッシュレス納付の利便性を感じてもらい、継続して利用してもらえるように、特定の税務署において、キャッシュレス推進デーを設けるとしております。
主な取組内容は下記となります。
- ダイレクト納付等が利用可能な場合には、その場でキャッシュレス納付の利用を案内
- 源泉所得税のキャッシュレス納付体験コーナー(仮称)によるキャッシュレス納付の疑似体験
- 源泉所得税の納税のために来署した納税者を中心に、ダイレクト納付利用届出書の提出を依頼
なお、キャッシュレス推進デーの実施日は、実施する税務署によって異なることや、「キャッシュレス推進デー」の名称は、実施する税務署において適宜のキャンペーンの名称を使用していますので、ご利用になる方はご注意ください。
東京局管内では、東京上野税務署、千葉東税務署、藤沢税務署において、令和7年4月1日から同年6月30日まで、毎月10日と月末に実施しております。
各税務署において、来署した人のスマホなどを利⽤し、徴収⾼計算書(または納付情報登録依頼)の送信から、キャッシュレス納付までの利⽤を案内するほか、その操作について職員がサポートするとしておりますので、ご利用になる方は、事前に所轄税務署にご確認ください。

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福岡県春日市・那珂川市の税理士・公認会計士 河鍋 優寛でした。
この記事の執筆者

公認会計士・税理士
大学4年次に公認会計士試験合格後、大手監査法人と税理士法人を経て、河鍋公認会計士・税理士事務所を開業。
資産税(相続税・贈与税・譲渡所得)の実務経験もあることから、会計顧問から資産税までご相談いただけます。
専門分野は会計、税務顧問・IPO支援&相続・事業承継です。