
今回のコラムは「中小企業組合等課題対応支援事業」についてです。
2026年3月2日より、いよいよ「中小企業組合等課題対応支援事業」の第1次募集が開始されます。
昨今の激変する市場環境や人手不足といった深刻な経営課題に対し、単独の企業だけで立ち向かうには限界を感じる場面も少なくありません。
そこで、組合などの連携組織が中心となり、共に知恵を出し合って未来を切り拓く取り組みを国が強力にバックアップするのが本支援事業となります。
目次(各項目に飛べます)
中小企業組合等課題対応支援事業とは
本事業は、事業協同組合や商工組合といった「連携組織」の皆様を対象とした、非常に心強い支援制度です。
個々の企業だけでは解決が難しい複雑な問題に対し、共同で取り組むことで「新たな活路」を見出したり業界全体の付加価値を高めたりするプロジェクトをサポートします。
中小企業が手を取り合い、スケールメリットを活かして成長を目指すプロセスにおいて必要となる経費の一部を補助してくれるのが最大の特徴です。
組織としての団結力を強め、持続可能な経営基盤を築くための「呼び水」として、ぜひこの制度を有効に活用してください。
3つの支援事業
- 中小企業組合等活路開拓事業
- 組合等情報ネットワークシステム等開発事業
- 連合会(全国組合)等研修事業
▼詳細は以下のリンクをご確認ください。
(全国中小企業団体中央会)
https://www.chuokai.or.jp/index.php/subsidy/subsidykadai/
① 中小企業組合等活路開拓事業
組合等を中心に共同して調査研究、将来ビジョンの策定、試作品の開発などさまざまな取組みに対して支援します。
1.活路開拓事業
「活路開拓事業」では、専門家を招聘した委員会で検討を行い、市場調査、試作品の開発、ビジョンの策定、構成員へ成果を発表するなどして課題を解決し、成果を共有する取組みを補助します。
・大規模・高度型:上限2,000万円(補助率上限60%)
・通常型:上限1,200万円(補助率上限60%)
2.展示会等出展・開催
「展示会等出展・開催」は国内外の展示会への出展(バーチャル展示会への出展も可)や展示会の自主開催を補助します(商品等の販売を伴う出展・開催は不可)。
・上限1,200万円(補助率上限60%)
(2)組合等情報ネットワークシステム等開発事業
組合等が行うアプリケーションシステムや情報ネットワークシステムの開発、開発のための計画立案、RFP(提案依頼書)策定を支援します。
システムを構築する場合には組合等の業務分析や開発のための計画が立案されているなど、事前に準備活動が必要です。
既存のシステムの機能追加・拡張も対象となりますが、単純なリプレース、更新等は対象となりません。
・大規模・高度型:上限2,000万円(補助率上限60%)
・通常型:上限1,200万円(補助率上限60%)
(3)連合会(全国組合)等研修事業
所属員が15都道府県以上に所在する組合等が行う組合員(会員)や専従役職員を対象とした研修の開催を支援します。
研修会場、講師謝金、受講者の旅費などの経費を補助します。
研修は、座学で行う講義のほか、パネルディスカッション、ワークショップ、グループ演習、視察、技術指導など研修の効果が出やすい方法を組み合わせて実施します。(オンラインを活用したウェビナーやサテライト会場での研修も可)
・上限300万円(補助率上限60%)
まとめ
今回ご紹介した支援事業は、組合という「絆」を活かして1社単独では到達できない高い目標に挑戦するための絶好の機会です。
予算には限りがあるため、早めの準備と戦略的な事業計画の策定が採択への鍵となります。
企業の未来を創る第一歩として、この制度を賢く利用し業界全体の活性化に繋げていきましょう。

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福岡県春日市・那珂川市の税理士・公認会計士 河鍋 優寛でした。
この記事の執筆者

公認会計士・税理士
大学4年次に公認会計士試験合格後、大手監査法人と税理士法人を経て、河鍋公認会計士・税理士事務所を開業。
資産税(相続税・贈与税・譲渡所得)の実務経験もあることから、会計顧問から資産税までご相談いただけます。
専門分野は会計、税務顧問・IPO支援&相続・事業承継です。