
今回のコラムは「中小企業省力化投資補助金(一般型)」についてです。
6月27日に中小企業省力化投資補助金(一般型)の第3回公募要領が公開されました。
中小企業省力化投資補助事業(一般型)の第3回公募要領を公開しました | 中小企業庁
この補助金は中小企業の皆様が直面する人手不足という喫緊の課題に対し、省力化投資を促進することでその解決を強力に後押しするものです。
特に業務プロセスの効率化や生産性向上を目指す多くの企業にとって、事業を大きく飛躍させるチャンスとなるでしょう。
そこで、中小企業省力化投資補助金(一般型)の概要から具体的な申請の流れなどを解説し、皆様の事業戦略の一助となる情報を提供いたします。
目次(各項目に飛べます)
中小企業省力化投資補助金(一般型)とは?
中小企業等が人手不足に陥っている現状を打破するため、省力化に資する設備投資を支援する補助金です。
この補助金は業務プロセスの自動化や高度化、ロボット導入による生産プロセス改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進など多岐にわたる省力化投資を対象としています。
一般型の特徴は?
オーダーメイド性のある多様な設備やシステムを導入可能
これにより各企業の具体的な課題に応じた最適なソリューションを選択し、導入することが可能になります。
既存の枠にとらわれず柔軟な発想で自社の省力化を追求できるため、より効果的な投資が期待できるでしょう。
最大1億円を補助
これは中小企業にとって非常に大きな支援であり、これまで費用面でストップしていた大規模な省力化投資に挑戦するチャンスとなります。
ハード・ソフトを自由に組み合わせ可能
例えば、新たなロボットシステム(ハード)の導入とそれを効率的に運用するための管理ソフトウェア(ソフト)の両方を対象とすることでより包括的な省力化を実現できます。
公募回制
定期的に公募が行われるため、もし今回の申請に間に合わなかったとしても次回以降の公募に備えることが可能です。
▼詳細は以下のリンクをご確認ください。
(中小企業省力化投資補助金)
https://shoryokuka.smrj.go.jp/
中小企業省力化投資補助金(一般型)の流れ
申請から事業実施までの流れは以下のようになっています。
- 公募開始:6月27日
- 申請期間:8月上旬から8月下旬予定
- 審査
- 採択発表:11月下旬予定
- 補助事業スタート
人手不足が深刻化する現代において、中小企業省力化投資補助金(一般型)は多くの企業にとってまさにチャンスとなり得る制度です。
業務プロセスの自動化やDXの推進そして生産性向上は、企業が持続的に成長していくうえで不可欠な要素といえるでしょう。
この補助金を活用することで最大1億円もの支援を受けながら、オーダーメイド性の高い設備やシステムを導入し、事業全体の効率化を図ることが可能となります。
まとめ
今回の第3回公募は8月上旬から下旬までの申請期間が設けられており、受付は短めのスケジュールとなっています。
検討されている方は早めに申請手続きに着手しましょう。

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福岡県春日市・那珂川市の税理士・公認会計士 河鍋 優寛でした。
この記事の執筆者

公認会計士・税理士
大学4年次に公認会計士試験合格後、大手監査法人と税理士法人を経て、河鍋公認会計士・税理士事務所を開業。
資産税(相続税・贈与税・譲渡所得)の実務経験もあることから、会計顧問から資産税までご相談いただけます。
専門分野は会計、税務顧問・IPO支援&相続・事業承継です。