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今回のコラムは「助成金と補助金の違い」についてです。
経営を安定させ、成長を促進するためには資金調達が欠かせません。
公的資金である助成金や補助金を活用できれば事業の推進力となるでしょう。
しかし、助成金と補助金それぞれの特徴や違いを正しく理解していないと有効活用が難しくなります。
そこで今回は両者の違いについて解説をしていきます。
目次(各項目に飛べます)
助成金と補助金の違いとは
助成金と補助金はどちらも公的資金であり、返済不要(※)という大きなメリットがあります。
しかし、その性質や目的、申請方法には違いがあり、それぞれの特徴を理解した上で活用することが重要です。
助成金と補助金の主な違いは以下のようになります。
目的が異なる
助成金は主に雇用維持や創出、労働環境改善を目的としています。
例えば、従業員のスキルアップ研修費用や働き方改革のための設備導入費用などに活用できます。
一方で、補助金は新規事業の立ち上げや設備投資、研究開発など企業の成長を促進することを目的としています。
新製品の開発や海外進出、業務効率化などに活用できるでしょう。
主な管轄省庁が異なる
助成金は厚生労働省、補助金は経済産業省・中小企業庁などが管轄しています。
厚生労働省の管轄以外の資金は名称にかかわらず、原則として補助金の取り扱いになります。
審査の有無が異なる
助成金は事前審査がなく、一定の要件を満たせば原則として支給されます。
一方、補助金は厳しい事前審査があり、事業計画の内容や実現可能性などが審査され採択された場合にのみ支給されます。
これらの違いを踏まえ自社のニーズに合った制度を選択することが大切です。
助成金と補助金を効果的に活用することで、事業の安定化と成長を促進できる可能性が広がります。
▼詳細は以下リンクをご確認ください。
(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/joseikin_shoureikin/index.html
(経済産業省・中小企業庁)
https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/guide/
助成金と補助金の活用方法
助成金と補助金はそれぞれ異なる目的や特徴を持っているため、活用方法も異なります。
助成金(雇用や労働環境整備などに活用)
助成金は従業員の雇用維持や新規雇用、労働環境改善などを目的としたものが基本となります。
要件さえ満たせば原則として支給されるため、計画的に活用することが可能です。
補助金(事業拡大や設備投資などに活用)
補助金は新規事業の立ち上げや設備投資、研究開発など企業の成長を促進するための費用に活用できます。
上限金額が高額なものが多くありますが、その分、申請書類作成や審査のハードルが高くなりますので専門家のサポートが必要です。
助成金と補助金はどちらも企業にとって有効な資金調達手段となります。
助成金は雇用や労働環境改善に補助金は事業拡大や設備投資に活用することで、より効果的に事業を成長させることが可能です。
まとめ
助成金も補助金も返済不要(※)の資金として中小企業の経営や成長の強い味方になります。
※ 受給後の進捗報告及び定めに違反する場合、また、収益納付による返納が発生した場合は返還義務が生じる場合がございますのでご留意ください。
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公認会計士・税理士
大学4年次に公認会計士試験合格後、大手監査法人と税理士法人を経て、河鍋公認会計士・税理士事務所を開業。
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