
ビジネスのデジタル化が加速する中で、AIやITツールの活用の有無が企業の競争力を左右する「AI格差」が顕在化しています。
特に中小企業のAI活用が遅れるなか、令和8年1月、中小企業の生産性向上を強力にバックアップする「デジタル化・AI導入補助金」の最新情報が公開されました。
本補助金を活用してコストを抑えながら、次世代の経営基盤を構築する参考にしていただければ幸いです。
目次(各項目に飛べます)
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)とは
中小企業や小規模事業者等が、AI(人工知能)やITツール、クラウドサービスを導入して業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する際に、導入コストの一部を国がサポートする補助金制度です。
経済産業省が主導し、2026年(令和8年度)にこれまでのIT導入補助金がよりデジタル化・AI活用に特化した内容へと改編され、この名称で呼ばれるようになります。
補助金の概要
本制度は単なるツールの導入支援に留まらず、企業の持続的な成長を支援する設計となっています。
主な特徴は以下の3点です。
① 業務の効率化やDXの推進
セキュリティ対策に向けたITツール等の導入費用を支援
② インボイス対応にも活用可能
安価なITツールの導入にも活用可能で、小規模事業者は最大4/5補助
③ 補助額は最大450万円
補助率は1/2~4/5
▼詳細は以下のリンクをご確認ください。
(中小企業庁)
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r7/r6_it.pdf
デジタル化・AI導入補助金とIT導入補助金の違い
2026年度(令和8年度)から開始される「デジタル化・AI導入補助金」は従来の「IT導入補助金」が発展・改称されたものです。
そのため、両者は全く別物ではなく、デジタル化・AI導入補助金は「AI活用」と「更なる効率化」を強化した新制度と理解するのが適当です。
主な違いを整理すると、以下のようになります。
■デジタル化・AI導入補助金 (2026~)
位置づけ :IT導入補助金の発展・統合版
重点項目 :AI活用、DX推進、データ活用
対象ツール:上記に加え、生成AI等の積極的活用
審査の傾向:「AI」や「データ」の活用度を重視
■IT導入補助金 (~2025)
位置づけ :従来の主力IT導入支援制度
重点項目 :業務効率化、インボイス対応
対象ツール:クラウド、会計・受発注ソフトなど
審査の傾向:機能の有無、インボイス対応
まとめ
令和8年からスタートする「デジタル化・AI導入補助金」はAI時代の波に乗り遅れないための強力な武器となります。
事務局ポータルサイトでは準備が整い次第、速やかに公募が開始される予定ですので、今のうちから自社の課題を整理し、導入すべきツールを検討しておきましょう。
ITの力を借りて、一歩先を行く経営を実現してください。

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福岡県春日市・那珂川市の税理士・公認会計士 河鍋 優寛でした。
この記事の執筆者

公認会計士・税理士
大学4年次に公認会計士試験合格後、大手監査法人と税理士法人を経て、河鍋公認会計士・税理士事務所を開業。
資産税(相続税・贈与税・譲渡所得)の実務経験もあることから、会計顧問から資産税までご相談いただけます。
専門分野は会計、税務顧問・IPO支援&相続・事業承継です。